花*日和~子育て時々、潰瘍性大腸炎

出産とともに潰瘍性大腸炎で入院した、子育て中の2児の母のブログです。

こうして私は潰瘍性大腸炎で入院しました

お腹の調子が悪くなり出したのは7月下旬ごろから。猛烈な暑さが続いていたので、エアコンはフル稼働でした。うちの夫と上の子は暑がりさんで、私が寒いなと思うくらいの温度設定。なので万年便秘ぎみの私が下痢になっても、お腹が冷えたのかなくらいで特に気にしていませんでした。…がしかし、1週間2週間と続くのはさすがにおかしいと思い、紹介状をもって総合病院を受診しました。触診と血液検査の結果は特に問題はなく、妊娠中で詳しく内視鏡ができないこともあって原因不明とのことでした。妊娠がきっかけの下痢なのかもしれないということで、私自身もその説で納得していました。

 

しかし、そうはいっても辛かったです。何せ突然お腹が痛くなってトイレにかけ込むので、失敗することもしばしばありました。汚れた下着を洗っているとき惨めになって泣きそうになったり、心配してくれている夫にあたったりしてしまいました。そして特に辛いのが寝不足です。夜中もひっきりなしにトイレに行かねばならないので、なかなかゆっくり身体を休めることができません。しかも妊娠中の身で、上の子の相手やお世話もあります。日々下痢が続くなかで肉体的にも精神的にも疲労がたまり、どんどん限界が近づいていました。

 

そうして下痢が続くようになって3ヶ月ほど経ったある日の夕方、なにやらお腹に規則的な痛みが…。いつもの張りとは違う感覚だったので、妊婦健診に通っている産婦人科に電話しました。するとすぐ来てください、とのこと。慌ててとりあえずの身支度をして急いで病院に向かいました。着いてすぐにNSTという赤ちゃんの心拍をみたり、お腹の張りをみたりする機械をつけて様子を見ました。その結果、切迫早産で急きょ入院に。私自身二人目は少し動いても張りやすいなと思っていましたが、切迫早産になるくらいだったとは…。張り止めの点滴とNSTの機械とに繋がれて一晩過ごしましたが、問題はトイレです。こんなことになっても下痢は止まってはくれません。このときはもう便意に限らず1時間に1回はトイレに通うようにしました。切迫早産で不安なのに、下痢も辛い。その日の夜はとってもとっても長く感じました。その後入院3日目で退院の許可がおり、自宅で絶対安静となりました。1週間は自宅で過ごし、実家に里帰りしました。

 

里帰りしたはいいのですが、トイレとごはんにしか起きていないのに高位破水してしまい、また緊急入院。その2日後に出産となりました。が、下痢は治まらずに産後の身体に猛威をふるいます。普通に過ごしていてもなにかと辛い産後なのに、さらに頻繁にトイレへ行くことになり朦朧とする日々。そして消化器科へ転科となり、検査の結果、潰瘍性大腸炎と診断されたのでした。